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防災情報で災害に備えよう


[2006-07-20 12:30:00]

活発な梅雨前線の影響で、西日本の各地で大雨となっている。また現在は雨の止んでいる北陸などの日本海側でも今夜から再び雨が降り始める見込みだ。
専門予想天気図(FXFE5782,FXJP845など)を参照しても、西日本全域において暖湿な気流が流入し続け、現在は南下している梅雨前線も再び北上するため、大雨の降りやすい状況か続く見込み。
今後は西日本だけでなく東海や関東甲信越でも雨が予想されるため、これらの地域では災害には十分注意してほしい。

今回の大雨のため、20日正午時点で全国で死者12人、行方不明8人となっている。なかでも長野県では土砂災害が相次ぎ、同県だけで死者6人となっている。
長野県の土砂災害の原因として、15日頃から雨が降り続いたことが考えられる。諏訪のアメダスの記録を見ると、17日午前に1時間あたりの降水量20ミリを超えるどしゃ降りの雨を3時間ほど観測しているものの、おおむね10ミリ以下の降り方で特に強い降りとは思えない。しかし15日以降の累積降水量が約300ミリと土砂災害が発生する可能性が十分考えられたはずだ。

気象庁では土砂災害の予測に、タンクモデルを用いた土壌雨量指数を採用している。簡単に言えば、降った雨の量から地表や地下から流出した量を差し引くことにより、その土壌に蓄えられている雨の量を算出するもの。蓄えられている量が多いほど土砂災害が発生しやすいというわけだ。

私達が簡易的に土砂災害の危険性を予測するには、降り始めからの降水量を目安にするとよい。
降り始めからの雨が年間降水量の5-10%程度に達すれば土砂災害に注意したい。日本の年間降水量の平均は約1700ミリ(地域差はあるが)、なので降り始めから100ミリ程度に達した場合は注意したい。200ミリを超えれば危険な状況にあると考えてもよいだろう。

国土交通省の防災情報提供センターのサイトにある「リアルタイム雨量(広域版)」では、前24時間の累積降水量が表示できるので参考になるだろう。観測所別のリアルタイム雨量ならば、より具体的な数値が参照できる。

また国土交通省砂防部の都道府県災害警戒情報から各都道府県の防災サイトを参照することで、やはり詳細な累積降水量が入手可能だ。(こちらは県によりシステムが異なるため累積降水量が得られない場合もある)
山間部の多い長野県の砂防情報ステーションでは、極めて詳細な情報が入手できる。

気象警報・注意報だけでなく、これらの情報も活用して各自の防災対策を立ててほしいものだ。
(ジャイヴ川畑)


参考リンク:
防災情報提供センター リアルタイム雨量(前24時間あり)
都道府県災害警戒情報

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