シベリアで航空機事故発生
ロシア・シベリアのイルクーツク空港で9日午前8時頃、シベリア航空の旅客機:エアバスA310(乗員乗客204人)が着陸に失敗し、滑走路を越えて付近の駐車場の建物に激突し、爆発炎上した。この事故により、現在までに124人の死亡が確認され、12人が行方不明となっている。
イルクーツクはバイカル湖の南端部の西岸内陸に位置し、バイカル湖から流れ出るアンガラ川(エニセイ川の支流)の右岸にある。イルクーツク州の州都で、交通の要所でもある。
イルクーツク空港はイルクーツク市街の東のはずれに位置し、海抜511m・滑走路の長さ3,165。滑走路の両端にはILS(無線着陸援助装置)があり国際空港として遜色のない設備が整っている。
当時の気象条件を調べてみると、前夜から弱い雨が降り続いており、雲の高さが約200mとあまり良いとはいえなかった。
しかし風は西寄りの風5メートルとほぼ真正面から吹いており、着陸にはまったく影響しない。また、ILSを利用すればこの程度の低さの雲でも問題は無い。
これらのことから気象条件が事故に大きく影響しているとは考えにくく、着陸後の機械的なトラブル(ブレーキ関係?)と前夜からの雨による(少々)滑りやすい路面により、滑走路を逸脱することになったものと考えられる。
事故機は西風のため東側から滑走路に着陸し、滑走路西側の建物群に激突した。
衛星写真で空港を見ると、事故の起こった西側は建物などが密集しているが東側は農作地だった。
風向きが逆の東風であれば西側から着陸することになり滑走路を逸脱してもこれほどの被害にならなかったかもしれない。
(ジャイヴ川畑)
イルクーツク空港の気象記録(ワイオミング大学アーカイブ)
イルクーツク空港の航空写真
http://maps.google.com/maps?ll=52.27000,104.380000&spn=0.01,0.01&t=k





