豪雪でスキー場が経営破綻
新潟県妙高市の本格派スキーリゾート「ARAI MOUNTAIN & SPA」を経営する新井リゾートマネジメントは10日、経営破たんのため特別清算を申し立てた。このためARAI MOUNTAIN & SPAは営業を停止し会社は解散となった。
新井リゾートマネジメントのホームページには次のように書かれている。
「昨年度は豪雪による交通への影響等により冬季のスキー場営業における売上が落ち込み、弊社の資金繰りは極めて厳しくなりました。」
雪不足ではなく豪雪のためとはどういうことなのだろう?
2005年12月から1月にかけて強い寒気が日本付近に南下し強い冬型の気圧配置が断続的に現れたため、日本海側では記録的な大雪となった。このためARAI MOUNTAIN & SPAの最寄駅:新井駅のあるJR信越本線は新井~黒姫間などで運休続きとなり、スキー場利用者が前年比20%減になったとのこと。
つまり雪不足でスキー場がオープンできないのではなく、オープンしているのにスキー客が来れなかったのだ。
とはいえ近年のスキー人口の減少も背景にあったのではないだろうか。
レジャー白書によると、国内のスキー人口は90年代前半に約1800万人になったのをピークに以後減少に転じ、2004年には約800万人と大きく落ち込んでいる。そのため全国各地のスキー場で閉鎖や経営交代などが相次いでいる。関西でも筆者もよく利用した比良山スキー場が閉鎖になったりした。
93年にオープンしたARAIも利用客の減少で苦しい状態にあったのではないだろうか。そこに豪雪が追い討ちをかけたことになってしまったのだろう。
ARAI MOUNTAIN & SPAは北米型スキーリゾートで、未圧雪コースが安全に楽しめることで有名だった。
通常のスキー場は雪崩を防ぐために夜間に圧雪車を入れて押し固めている。そのため固い圧雪面を滑らなければならない。
ところがARAIではガゼックス(空砲)を朝のオープン前に鳴らし、崩れそうな所にあらかじめ人工的に雪崩を起こすことで、営業中は雪崩の心配をすることなく未圧雪コースを楽しめる素晴らしいスキー場だったのだ。
ぜひとも営業譲渡先を見つけ、営業を再開してほしいものだ。
(ジャイヴ川畑)





