豪雨をもたらす湿舌
[2006-07-05 09:00:00]

「湿舌」は水蒸気の多い湿った空気の舌状の領域のこと。
梅雨の最盛期にあたる7月上旬頃によく発生する現象で、中国大陸や東シナ海からの湿った空気が梅雨前線の南側に沿って流れ込み、さらに太平洋の暖かく湿った空気が合流することで非常に湿った領域が形成される。
あたかもヘビが獲物を狙ってちょろちょろと出す舌のようだ。
この領域では大雨が降りやすく、特に先端付近では集中豪雨なども発生する非常に危険な舌だ。
今年も6月下旬から湿舌が現れ各地で大雨被害をもたらしている。
5日午前には、中国長江流域から東シナ海を渡り、九州から四国太平洋側へとと伸びている。このため九州から四国にかけて大雨となっている。
今後、湿舌は近畿南部から東海・関東へと伸びることが予想されており、5日夜から6日にかけて大雨が予想されるので注意したい。
一般の予想天気図には湿舌は描かれていないが、専門予想天気図(相当温位図:FXJP854)に等相当温位線として描かれている。公開しているサイトもあるので、興味のある方は検索エンジンで"FXJP854"を探して入手してみてもよいだろう。
(ジャイヴ川畑)





