ルマン24 ディーゼル車が初優勝
[2006-06-21 00:01:00]
伝統の自動車耐久レース、第74回ル・マン24時間の決勝がサルテ・サーキット(フランス:1周13.650Km)で行われ、18日午後5時にゴールした。
優勝したのはエマニエル・ピロ(イタリア)、フランク・ビエラ(ドイツ)、マルコ・ベルナー(ドイツ)がドライブするディーゼルエンジンのアウディ・ヨーストのR10型の8号車で、過去最高の380周(5187Km)を走りぬいた。(過去の最高周回数は第72回の同じくアウディが出した379周だった:ユノディエールにシケインができた90年以降において)
ディーゼルエンジンによる優勝は史上初の快挙。
R10のエンジンは5.5リットルV12気筒ツインターボTDIエンジンで、出力650馬力、トルク1100Nmという高出力なものであり、平均時速216Km:最高326Kmという高速ながら平均燃費は2.1Km/リッターを上回り、高性能・省燃費が証明された。
3位入賞のアウディ7号車は最高燃費2.4Km/リッターを記録した。(ガソリン車の平均燃費は1.7Km/リッター前後)
またエンジン回転数も3-5000回転とかなり低く、静粛性も証明された。(ガソリン車は1万数千回転で甲高い音がする)
ヨーロッパでは燃費向上=CO2削減という考え方からディーゼルエンジン車が多く、トラックなどの大型車はもちろん乗用車でも約半数がディーゼル車である。旧来のディーゼル車は『遅い・うるさい・汚い(排ガス多い)』と考えられてきたが、近年の欧州ディーゼル車は『高性能・高燃費・CO2削減』を売りにしている。
今回のル・マン優勝で、さらにヨーロッパでのディーゼル車の評価が高まることだろう。
(ジャイヴ川畑)






