暖冬デリバティブ、次々発売に
日を追うごとに空気がひんやり冷たくなってきたこのごろ、今年もウォーム ビズの季節がもうすぐやってくる。手軽にできるウォーム ビズ対策としては、インナーを1枚プラスしたり、手軽にはおえる上着を1枚用意したり。それだけで暖房の温度設定を高くする必要がなくなるので、温暖化ストップに少しでも貢献できるはずだ。
ウォーム ビズ用の冬物衣料に積極的に売り出すメーカーも増えてきた。また、暖房器具メーカーも環境に優しい商品を次々開発している。ウォーム ビズ対策に力を入れているそれらの企業にとって、実は冬の気温変化は気になるところ。もし”暖冬”になったら、収益減少につながる可能性があるからだ。
その企業リスクを少しでも回避させるため、各保険会社は冬を意識した天候デリバティブを登場させている。例年に比べて気温が高かったとき、補償金を支払うというものだ。
たとえば、損害保険ジャパンは「暖冬デリバティブ」を販売。気象庁が発表する日々の平均気温が事前に約定した気温を上回った場合に補償金を支払うという。
また、日本興亜損害保険はその名も「WARM BIZ(ウォーム ビズ)」を発売。こちらは、先と同じような平均気温プランのほか、体感気温プランまで揃う。風が弱いと体感気温を高く感じることも暖冬と捉え、最高気温、または、平均風速によっては補償金を支払ってくれる。
自然を相手にしているからこそ想定外に生まれてしまうリスク。それをサポートする体制がこのように整っていくことで、企業はより積極的にウォーム ビズ対応商品の研究、開発、販売が可能となり、消費者も身近に取り入れられるようになる。このデリバティブのおかげで、今冬、昨年以上にウォーム ビズが浸透することを大いに期待したいものだ。ちなみに、9月末に気象庁が発表した12月~2月の平均気温予報は、全国的に平年よりも高そうだが……。
損害保険ジャパン
http://www.sompo-japan.co.jp/news/20061016-00/200610161600.html
日本興亜損害保険
http://www.nipponkoa.co.jp/news/whatsnew/2006/news2006_10_16_warm-biz.html
(大貫未記)





