台風と資源の大切さ
各地で台風13号の大きな被害が出て、いぜんその影響が残っているようだが、私は台風と入れ替わるように東京から沖縄県八重山地方へ。石垣島ではいまだ信号が消えたままだったり、看板が壊れていたり、とたん屋根がぶらさがっていたり、電柱や木々が倒れていたり……と悲惨な状態だ。タクシーの運転手さんも「今年は台風が多くなくて喜んでいたが、これほどまで石垣島が被害を受けたのは十数年ぶりなのでは?」と驚いていた。
今晩宿泊するのは石垣港から船で約30分のところに浮かぶ小浜島。そこのホテルで、本日のお詫びとして次のようなものがあった。
「台風の影響でタオルやシーツが不足しています。新しいものに取り替えられるのは明日からとなります」と。
詳しい話をフロントの人に尋ねると、石垣島のクリーニング工場が停電によって昨日まで稼動できなかったためだとか。なるほど、それなら仕方がない。1、2日同じタオルだろうとシーツだろうと、誰も文句がないだろう。
そこで頭によぎったのは、通常、ここに限らず一般的なホテルではタオルやシーツを毎日取り替えているが、このサービスはいかがなものか?ということ。クリーニング工場では電力だけでなく、水や洗剤などを毎日大量に消費しているはず。これらの資源、実にもったいないような気がするのである。クリーニング工場停電という非常事態とは関係なく、宿泊客が同じタオルをそのまま数日使うようになれば、資源がかなり節約できるのではないだろうか? 最近では、タオルを取り替えてほしいかどうかを、宿泊客が意思表示できるように工夫されたホテルも増えてきている。けれど、残念なことにまだまだ完全には浸透していない。ぜひ、みなさんもタオル取り替えの必要度について、一度、真剣に考えてみてはいかがだろう。
台風がもたらした被害から、資源の大切さを学ぶことができた今回の一件。この被害を無駄にしないようにしたいと痛感した。多くの人が今回の台風から何かひとつでも得られれば……と思う。
(大貫未記)





