沖ノ鳥島をサンゴで守れ
[2008-04-06 07:11:15]
日本最南端に位置する沖ノ鳥島(東京都)のサンゴ礁を再生するため4月下旬以降、水産庁は約2年前から沖ノ鳥島周辺で採取し沖縄県座間味島で養殖していたサンゴ約4万個を里帰りさせ沖ノ鳥島の保全に役立てる作業を始める。
水産庁によると、サンゴを養殖地から別の場所へ移植する技術は世界でも例がないようで、成功すれば約40万平方Kmにもおよぶ排他的経済水域を持つ沖ノ鳥島だけでなく、死滅にあえぐ各地のサンゴ礁再生にも期待が持てそうである。
沖ノ鳥島はサンゴ礁に囲まれているものの台風による高波によりサンゴの生存条件が厳しい上、近年は地球温暖化に伴う水温上昇の悪影響も懸念されており、満潮時には高さ・幅とも数メートルの小島が2つ海面上に顔を出す状態の沖ノ鳥島の保全はコンクリートの護岸が頼りとなっている。
座間味島で養殖されたサンゴが沖ノ鳥島で順調に育てば自然の防波堤たるサンゴ礁が形成されることになり、島の保全はもとより各種の海洋生物の保護にも役立つ、サンゴの移送・移植が成功することを願いたいところである。
(青柳俊輔)






