沖縄で水槽飼育のサンゴが産卵
[2007-06-14 18:44:16]
日本最南端にあたる「沖ノ鳥島(東京都)」の侵食を防ぐため、サンゴの再生に取り組む「(社)水産土木建設技術センター(以下、センター)」が12日、沖縄県慶良間(けらま)諸島の阿嘉(あか)島で、水槽飼育しているサンゴの産卵に成功したと発表した。
センターによると、養殖目的で飼育し、大量の産卵に成功したのは世界的にも珍しいそうで「種苗生産を目的にサンゴを水槽で産卵させ大量の幼生が確保できたのは世界初ではないか?」とのことだ。
今後、センターは1年半ほどかけてサンゴを水槽内で成長させ、沖ノ鳥島での移植を試みることになる。
なお、自然界におけるサンゴの産卵は5-9月にかけて満月の夜に行われるが、実際にサンゴの卵が順調に育つかは、その海域の条件によって大きく左右される。
近年の沖縄の島々は大雨が降ると農地を含む地域開発の影響で、赤土が流出し海底を覆ってしまっているところが多い。このような場所では、せっかく産卵されたサンゴが定着することは難しのである。
サンゴは台風などの高波から海岸線を守る防波堤の役割も果たしている。今回の産卵成功で沖縄を含む世界各地のサンゴ再生に拍車が掛かることを望まずにはいられない。
(青柳俊輔)





