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津波の常識、非常識


[2007-04-10 20:00:39]

気象庁が過去に津波被害に遭った岩手県宮古市と、東海地震が予想される静岡市の住民を対象に実施したアンケートで間違った認識が津波の常識として捉えられていることが10日分かった。


アンケートでは、前兆なしに津波が来る「押し波」の可能性も極めて高いにもかかわらず大津波の前には「必ず海の水が引く(引き波)」があると思っている人が75%に達し、大きな津波が来る前に必ず揺れを感じるが42%、そして地震発生から到達まで20-30分との回答は36%に上っている。


記憶に新しいところでは、2004年のスマトラ沖地震で「押し波」による被害がインドなどで発生しているし、1993年の北海道南西沖地震では大津波警報の発表前の地震発生から僅か2-3分で奥尻島に津波が押し寄せた。
何故か誤った知識が常識として認識されている感が否めない結果となったが、なによりも大切なのは海岸近くで揺れを感じたら、高台へ避難することが一番である。というのも津波の伝わる速さは水深によって異なるが、新幹線からジェット機ほどの速度にもなるため海岸で津波を見てからでは、時すでに遅しである。
もちろん、揺れを感じない地域でも津波警報発令中にも海岸に近づかないようにすることは言うまでもないことである。


しかし、どのような事象であれ誤った知識は危険である、関係省庁や地方自治体は国民への防災教育を考えなければならないのではないだろうか。
(青柳俊輔)

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