沖縄でオキチモズクが確認される
[2007-03-20 21:01:50]
日本の絶滅の恐れのある野生生物の種についてまとめられた「レッドデータブック」で、絶滅危惧Ⅰ種に指定され、沖縄本島北部では絶滅と記載されていた「オキチモズク」が沖縄県環境科学センター副会長:香村真徳氏の調査によって20年ぶりに生育していることが確認された。
オキチモズクは、淡水紅藻類できれいな水が安定して流れるところでしか生育することができなく、強い日射を受ける場所はふさわしくないため、まわりの茂みがつくる影等、生育条件が厳しく複雑に入り混じるため沖縄県内では西表島と今回の確認で沖縄本島北部、また全国的に見ても愛媛県、熊本県、長崎県、福岡県で生育するに過ぎないのである。
沖縄本島の自然環境は開発などの影響で悪化の一途をたどっていると思われていたが、絶滅していた種が復活したことは大変な驚きであるとともに、二度と絶滅させてしまうことのないよう自然環境の保護を行政・市民団体が一体となって守っていかなければならないであろう。
(青柳俊輔)
オキチモズク……チスジノリ目チスジノリ科、極めて珍しい日本固有の淡水紅藻。ひも状で主軸の太さは0.5-0.8mm、長さ30cmに達する。





