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和歌山で熱帯サンゴが見つかる


[2007-02-24 08:10:01]

沖縄以南の熱帯地域に主に群生するサンゴの 1種「リュウキュウキッカサンゴ」の群体が22日までに、和歌山県串本町沖で見つかった。


リュウキュウキッカが分布する最北限はこれまで四国の高知県で、本州で確認されたのは今回が初めてである。
発見した串本海中公園センターの学芸員は「海水温が上昇し、熱帯からサンゴの幼生が流れ、住みついた」と指摘しているが、これを裏付けるように串本町沖は10年ほど前から黒潮が接岸したきた影響で冬場の水温が 2度上昇している。


ところで、国内でサンゴ礁といえばやはり沖縄であるが、海水温が高すぎてもサンゴは生きられないのである。
記憶に新しいところでは1998年の夏、沖縄を含む世界各地の海で、大規模なサンゴの白化現象が確認された。サンゴの体内には褐虫藻(かっちゅうそう)という単細胞の藻類が共生しているが海水温が30度を超えるとサンゴの体内から逃げ出しサンゴは光合成ができずに栄養が確保できなくなることから死滅してしまうのである。


さて、気象庁から今年 8月までの「暖候期予報」が発表されたが、発表によると夏の太平洋高気圧の勢力は平年並みかやや強く、高温の可能性が高いと予想している。
沖縄県のサンゴ礁は白化から復活の兆しを見せているが、この冬はエルニーニョ現象の影響も一因に暖冬だったため、このまま夏まで高温が続くと海水温の上昇は避けられず1998年以来の白化現象の発生が懸念される。
(青柳俊輔)

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