ヤンバルテナガコガネの危機
[2006-09-26 19:34:42]
環境省「やんばる野生生物保護センター」によると、最近の甲虫ブームが拍車をかける形で国指定天然記念物の「ヤンバルテナガコガネ」の密猟が増加していると発表した。
このヤンバルテナガコガネは、前脚が長いのが特徴で国内では最大の甲虫なのだが、
なんと、マニアの間では数万円から数十万円の高値で取引されているそうで、密猟者の魔の手にかかってしまっているようである。
クワガタ虫やカブト虫などの甲虫というと初夏から夏のイメージが強いだろうが、このヤンバルテナガコガネは大陸高気圧が張り出しはじめ沖縄県地方に北東からの涼しい風が吹き込むようになる9月下旬から10月に成虫になるのだ。
成虫が増えるこの時期、密猟防止のため環境省はもとより林野庁、県・地元自治体、県警などがパトロールを実施してはいるものの密猟現場を押さえるのはなかなか難しいようである。
沖縄本島北部の「やんばる」には、世界中でこの地域にのみ生息する希少動植物が多種生存している。
このような貴重な動植物に出会える場所を、人為的な要因で絶滅させることなく永遠に守りたいものである。
(青柳俊輔)






