海に異変?
先週末に、静岡県御前崎にてプロウインドサーフィンの最終戦「COLD BREEZE'07」が開催された。
3日間あったのだが、最初の2日間は風が吹いても波があがらないという状況でキャンセルとなり、3日目にしてやっと風が吹いて波も上がり、朝からヒートスタートすることができた。
この日は冬型の気圧配置となり、こうした気圧配置となると西~西北西寄りの風が強めに吹くのが、ここ御前崎など、遠州灘の大きな特徴だ。こうした特徴を生かして、ここ御前崎ではウインドサーフィの大会が秋から春にかけてを中心に多く開催され、ウインドサーフィンのメッカとなっている。
ただし、ここのところ、今年の台風などにより海底の砂が少なくなってから地形が決まらず、通常であれば風が吹き続ければ、それなりの波が立つことが多いのだが、ここ最近では、風が吹いても波が上がらず、地元でも問題になっていた。またインサイドの岩などにも注意をしないと怪我をするサーファーやウインドサーファーもいて、かなり深刻な問題となっている。
今回の大会でも、海底の地形の悪さが原因で、3日目にしてやっと大会を開催することができたが、それにしても波のサイズは大会規定サイズがギリギリという状況。
プロの大会ということで、何とか消化することができたが、今後がとても心配される。
全国的にこうした地形の問題があるような気がしてならない。
原因は、台風などで砂が移動されても、従来はまた砂がほかの場所から供給されるのだが、最近のダムなどの建設により、川の上流から流れてくる砂の供給がストップされ、その影響で砂が再び移動してこないことが言われている。
地元のサーファーなどがメインとなって、こうした問題を取り上げ、署名運動や自治体との交渉を始めている場所も多くなってきているが、根本的な解決にはいたっていないのがほとんどだ。
今後、地球温暖化などで水位が上がってくると、さらに波が割れず、さらにはドン深の状態となり、海水浴場自体が日本の海から消え去ってしまうかも知れない。
これは笑い事ではなく、現実の問題として、今後地元住民や、自治体などが一体となって取り組んでいかなければならない問題だと思う。
(小川和幸)





