竜巻について
先日気象庁で行なわれた「竜巻シンポジウム」に参加してきた。ここでは、日本で起きた竜巻についての検証と、今後の対策についてのものだった。
竜巻が頻繁に起きているアメリカでは年間に1200個発生しているのに対して、日本では年間で20個あまり。しかもこれ以外にも実際には起きているかもしれないのだが、データがなかなか取れない、という現状があるようだ。
また日本の中で一番多く発生しているのは1位が沖縄で、次いで2位がなんと東京、そして3位が千葉。以下、4位宮崎、5位鹿児島、6位が茨城だそうだ。ただし、これも実際には起きているのかもしれないが、実際に観測されたものしかデータとして残っていないので、実際のところについてはわからないというのが現実だそうだ。
しかし、それでもいくつかの竜巻による検証を行い、ある程度解明されていているとのこと。昨年の台風13号に伴って発生した宮崎の竜巻は、合計で9地点で発生し、それも同じ竜巻ではなく、違うものであると言う。また、幅100mに対して長さ約7.5kmにわたって速度25m/s(約90km/h)で進んだそうだ。この速さでこの規模のものが来たら、避難のしようが無いのかもしれない。でも、気象庁では、今後ドップラーレーダーを増やし、竜巻の元となる親雲などの発生源を見つけ、平成20年を目処に突風に関する気象情報を出していく予定だそうだ。さらには、平成22年を目処に短時間突風予測まで出せるようになるという。
現象が小規模なだけに竜巻の予測についてはかなり難しいようだが、突風についての予測については、ある程度出来るようだ。当然、突風が発生するのであれば、そこには発達した積乱雲があり、雷や雷雨についての予測も可能になるのだろうか。
マリンレジャーにとって、竜巻はかなり危険な現象で、それを予知できるのであれば、それにすがりたいところはあるが、それよりも頻繁に遭遇する雷についてもある程度予測ができるようになると、より安全な環境を作り出していくことができると思う。
(小川和幸)





