植林で雪崩対策
[2012-01-16 20:46:52]
東京・有明にある防災体験施設「そなエリア」で、14日、日本気象学会・日本気象予報士会による「気象サイエンスカフェ」が開催された。今回のテーマは「鉄道気象災害に関する計測・制御」。JR東日本防災研究所の島村所長による講演と、防災に関する意見交換が行われた。
島村所長の講演には、興味深い内容がいくつもあったが、上越線で実施されたという雪崩対策の話は特に面白かった。雪崩は、樹木の混んだ林では起こりにくい。日本有数の豪雪地帯を走る上越線の無樹木地帯では、戦前、雪崩が頻発していた。ここに植林を行い、20年かけて林を育て上げ、雪崩の発生を激減させたという。
自然を利用した、エネルギーのいらない素晴らしい災害対策ではなかろうか。しかし、効果が出るまでに20年かかる。何でもスピード優先の現代において、同じ対策が採用されるだろうか。「効率」という観点から、考えさせられた。
(小埜佳典)






