5月の入梅
[2011-05-30 17:48:36]

5月27日、関東甲信地方が梅雨入りした。これは1951年以来、2番目に早い入梅である。
では、もっとも早い入梅の記録はと言うと、ゴールデンウィーク明け早々、5月6日に入梅した記録がある。時は1963年。この年の1月、いわゆる三八(さんぱち)豪雪で、西日本を中心に大雪が降った。『超異常気象』などの著書のある気象研究家、根本順吉氏が異常気象について論ずるきっかけとなった東京の異常低圧も、同じ1月に発生している。
東京の5月の日照時間は102.9時間で、これは今もって、5月の日照時間の最低記録。文字どおりの「五月雨」だったわけだ。ちなみにこの年、まだ本土復帰前だった沖縄の入梅は6月9日。こちらは記録的な遅さである。
おそらく、関東甲信地方の早い入梅の記録が、これ以上更新されることはないだろう。ただ、自然は人智を遙かに凌ぐことがある。
(小埜佳典)






