処暑のクールアイランド
[2010-08-25 20:41:53]

強烈な残暑の続く日本列島。日中は外出すら億劫になりがちだが、自然の中へ一歩踏み出すと、意外な所に「クールアイランド」が隠れているかもしれない。
筆者が訪れたのは、山梨県にある瑞牆山(みずがきやま)のふもと。標高およそ1,500mの高原といえども日中の日差しは強く、決して涼しいとは言えない。が、沢を渡って山道に少し踏み込むと、そこに日中でも気温22~23℃という空間があった。
林の中、高さ数十メートルの岩の溝に沿って、水が流れている。岩に沿って涼しいそよ風が、絶え間なく降り注ぐ。岩は熱容量が大きく、暖まりにくい。常に水流で冷やされ、真夏でも冷たいままでいるのだろう。一帯には冷たい空気の柱が形成され、ごく小さな高気圧が作られているのだ。水流と気圧差が風を起こす。熱暑の中にぽつんとある空間、クールアイランドとでも呼ぼうか。
あなたの身近にも、こんなクールアイランドが隠れているかもしれない。探してみてはいかが。
(小埜佳典)






