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野焼き事故/観天望気と天気予報


[2010-03-28 11:47:40]

20日、静岡県御殿場市で野焼き作業中の3人が火にまかれて死亡した。作業の総責任者はその朝、自宅で風や雲の様子を見て大丈夫だと判断し、野焼きの決行を決めたと報道されている。
 
自然を見て天候を判断することを「観点望気」という。自然相手の仕事やレジャーにおいて重要な技術であり、習熟すれば半日~1日程度先の天気を見通すことができると言われる。人間の五感を使った天気予測術と言えよう。
 
一方、新聞やネットで伝えられる天気予報は、科学を使った天気予測術だ。以前は当たらないもの代表例にすら挙げられたが、大きな天気の移り変わりの予測については、近年よく当たるようになった。今回の事例では、南よりの強風が吹く可能制が「科学を使った予報」からかなり高かった。
 
風は局地性が強く、場所や時刻がが少し変わるだけで、強さや方向が大きく変わることが珍しくない。観天望気だけに頼ることも、天気予報だけに頼ることも危険である。春は嵐の季節。双方を組み合わせ、そして安全側の選択をすることが、危険度の高い作業の際には必要である。
(小埜佳典)

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