雪の保温効果
[2010-01-17 14:14:20]

昨年末から厳しい冷え込みが続いている。気象庁も「予想外だった」と言ったそうだが、近年流行の「アイスクライミング」をするには、冷え込んだ方が好都合だ。
長野・山梨の県境に位置する八ヶ岳連峰。ある沢筋をアイスクライミングに訪れ、下流から上流に向って登った。予想通り滝はよく凍っている。冷え込みで氷が硬くなりすぎて、アイス・アックスと呼ばれるツルハシのような道具がなかなか氷に刺さらず、難儀したくらいだ。
滝と滝の間は、凍った川面を歩いてゆく。ところが、川面の氷を踏み抜いて、仲間が靴を濡らしてしまった。川面は雪に覆われている。これだけ冷え込んでも、雪によって保温された川面の凍結は十分ではないのだ。
雪の保温効果はとても大きい。それはたくさんの空気を含んでいるから。しかし、基本的に0℃を超えることはないので、雪になじみのない人間からすれば、非日常的な感覚ではある。
(小埜佳典)





