日陰・窓全開でも熱中症の危険
[2009-09-30 00:11:45]
(財)気象業務支援センターの実験によると、日陰の駐車場で窓を全開にしていても、外気温が30℃では、わずか10分で車内が40℃近くになるという。しばらく前にこんなニュースが報道された。
実験は黒いワゴン車で行われたという。日陰でどうして温度が上がるのか。次のような要因が考えられる。
①エンジンの余熱
停止直後のエンジンは余熱を持っており、これが車内の温度を上げる。特にワゴン車は、座席の下にエンジンがあるケースが多い。
②輻射熱・反射熱
周囲の建物、路面、他の車の表面などの温度が上がっていると、輻射熱によって車体、車内の温度が上がる。ビルなどによる太陽光の反射もある。黒い車は特に熱をよく吸収する。
③窓の通気性の悪さ
走行中は強制的に風の流れが惹起されるが、そもそも車の窓は大きくない。駐車場では風の流れる方向(車の進行方向に対して直角)に他の車が壁を作る形になるため、通気性はさらに悪くなる。
間もなく10月だが、最高気温が30℃近くに上がることが特別珍しいわけではない。ニュースに至らない熱中症事例もあるだろう。注意したい。
(小埜佳典)






