知床半島/雪に残るヒグマの足跡
[2009-05-08 18:28:09]

4月終わりに大雪に見舞われた北海道だが、5月に入ってからは暖かな日が続いている。気象庁の観測地点では、道北の稚内、道東の釧路・根室を除き、桜も既に満開を迎えている。
とはいえ、そこはやはり日本最北端の地。道東の知床半島の山に分け入ると、標高100mを超える地点ではまだまだ雪に覆われた地面が目立つ。そしてその雪面の所々に見られるのが、日本最大の野生動物ヒグマの足跡である。冬ごもりを終え、ヒグマは既にあちこちを動き回っている。標高1000m付近でも巨大な足跡を認めた(写真)が、まだまだ雪の多いこの高地にわざわざやって来るのは、いったい何のためなのだろうか。
山中で出会ったある登山者は、子熊に雪面の滑り方を教えているかのような親子熊の姿を目にしたと言う。近くで見るのは怖いが、遠目に見る分にはかわいいに違いない。これからの季節、ヒグマに限らず多くの動物が人目に触れることとなる。共存共栄のためにも、彼らに餌を与えるようなことは決してしてはならない。
(小埜佳典)





