広がる白鳥の越冬地
[2009-01-16 20:12:27]

岩手県花巻市。住宅まばらな水田地帯の中に、餌をついばむ2羽の白鳥の姿を認めた。地元の方によると、近くの寺院の池をねぐらにしているそうだが、以前は白鳥の姿は無かったという。
昔は「ねぐらはあれど餌は無し」だったようだ。近年、水田が雪に完全に覆われることが少なくなり、田んぼに来れば餌が得られるようになった。白鳥の越冬地は北海道から中国地方にまで広がる。岩手県での越冬は珍しくはないが、近年の少雪化により、越冬可能な場所が広がっているようである。
地球温暖化が白鳥に「自然の恵み」をもたらしたと言うことになろう。一般に、気温の上昇は生物の生息には好都合である。以前も書いたが、問題は気温が上がっていることそのものではなく、そのスピードが速すぎることである。
(小埜佳典)






