「アイスクリン」の季節
[2008-09-29 21:56:04]

日本で初めてアイスクリームが発売されたのは明治2年のことだという。当時「アイスクリン」と呼ばれていたそうだが、同じ名前の一見普通のアイスが、今も高知の各地で売られている。
見た目はアイスクリームそっくりだが、食べてみるとシャーベット成分が多く、あっさりしている。現地で販売している方によると、この「アイスクリン」がおいしいのは、これからの季節、最高気温が25~27℃の頃だという。
普通に考えたら夏の方がおいしそう。どうして夏ではないのか。尋ねてみると、暑さ厳しい頃は、アイスクリンよりも氷や冷たい飲み物の方がおいしいからだという。冷たい食べ物にもそれぞれ旬があるのだ。これは季節感が薄れがちな現代における、新しい季節感と言ってよかろうか。
(小埜 佳典)





