消え行くブナとハイマツ
[2008-06-05 21:32:57]
国立環境研究所などは5月29日、「温暖化影響総合プロジェクト」05~07年度3ヵ年分の研究結果を発表した。
同プロジェクトは、2100年までの気候変動の影響について、森林・健康などの分野ごとに日本を中心に置いて報告書をまとめた。同研究所のウェブサイトにて公開されている。
報告書は専門用語が多く難解だが、総じて読み取れるのは、地球温暖化の影響は日本においても小さくないということ。森林への影響についての記述によれば、世界自然遺産に指定されている青森・秋田県境の白神山地のブナ林は、2031年~2050年には現在の半分以下に、2081年~2100年には消滅する可能性があるという。同様に、高山植物の一種であるハイマツは、2081年~2100年には東北地方から姿を消し、中部山岳地帯と北海道のみに分布する可能性が高いという。
報告書には示されていないが、ブナやハイマツに代わって増えて行く植物もあるだろう。孫達の時代には、日本の植生は大きく変わっている可能性がある。その意味について、じっくりと考えてみたい。
(小埜佳典)
・国立環境研究所






