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2008年05月28日

日本で欧州の夏を体験

27日の日本列島は日射に恵まれ、内陸部を中心に気温が上がった。岐阜で最高気温30.5℃を記録したのをはじめ、京都、甲府ではそれぞれ29.7℃を記録。東京でも28.8℃となった。
 
最高気温と共に特筆すべきことは、湿度の低さである。上記各地の最小湿度はいずれも15~16%と、非常に乾燥している。気温の割に暑さを感じないのはこのため。
 
「乾いた高温」という天気は、真夏の欧州主要都市でよく見られるもの。パリなどでは最高気温が30℃前後まで上がっても、日陰に入ると涼しく感じるものである。
 
好天は残念ながら、東日本でも今日までの見込み。夏の欧州を想像しながら、お昼休みに散歩に出掛けてみてはいかが。
 
(小埜佳典)

2008年05月24日

ハクサンイチゲ開花

3rd_ハクサンイチゲ.jpg

5月17、18の両日、山スキーを目的に石川県の白山を訪れた。東京から訪れる北陸の地は、電車を使っても車を使っても遠い。が、航空機を使えば羽田から小松までたったの1時間。直線距離は意外と短い。
 
今年の白山は、標高1600mを境に上部は白、下部は緑の様態。春先に多くの降水があり、1600mより上は雪、下は雨だったのだろう。登山道脇の標高1400m付近では、白山の名を冠した高山植物「ハクサンイチゲ」が、既にたくさんの花を咲かせていた。各種図鑑によると、この花の季節は6~8月。今年は半月程度は早いことになる。
 
花びらのように見えるのは、実は「がく」である。花によって5枚だったり、6枚だったり、時には7枚だったりする。こんな花はちょっと珍しい。
 
こんなふうに、白山下部は花の季節。一方、山の上部にはまだまだたくさんの雪が残る。6月中旬までは十分にスキーが楽しめそうだ。
 
(小埜佳典)

2008年05月11日

雨の降らない屋久島

2nd_気根.jpg
 
ゴールデンウィークに屋久島を訪れた。「月に35日雨が降る」と比喩され、島の中央部には2000m級の山々を抱える。今回の筆者の活動範囲は主に山間部。沿岸部より更に雨が多いというから、当然、一日くらいは降られるものと覚悟していた。
 
しかし、雨にあわずに3日間を終えたのである。よほど運がよかったのか。気象庁のデータを調べてみると、屋久島測候所での2007年5月~2008年4月の1年間の降雨日数は246日。月平均すると21日となり、3日間続けて雨が降らないこともそれほど珍しくはない。イメージがやや先行しているようである。
 
写真は島に育つガジュマルの木の気根(きこん)。まるで毛細血管のようだ。通常、樹木は地中に下ろした根から水分を吸収するが、空気中に水分が多い地域では、このように気中に根を広げる植物が見られるのだという。
 
屋久島は土壌が浅く、木々は地中深くに根を下ろすことができない。このこともきっと関係しているだろう。
 
(小埜佳典)

ヤマザクラの季節

ヤマザクラ.jpg
 
ゴールデンウィークも終わり、季節は既に初夏の様相を見せ始めている。桜の花のことなど、世間では既に忘れ去られてしまった感があるが、山間部では今、ヤマザクラが花の季節を迎えている。
 
山中に自生するヤマザクラは、一箇所に固まることなく山肌にポツリ、ポツリと咲いていることが多い。ソメイヨシノに比べて色が濃く、新緑の淡い緑の中でひときわ目立つ存在である。
 
写真は富山県魚津市の片貝南又発電所付近のヤマザクラ。近郊にはカタクリ、イワウチワなどの花も咲き揃い、それぞれに“春”を演出していた。
 
(小埜佳典)