落雷の直前予測はできるか
[2007-10-20 11:32:05]
理化学研究所と東京大学は5日、雷雲からの放射線を落雷の70秒前に観測することに、今年の1月7日成功していたと発表した。
発表の主旨は「冬の雷雲が天然の粒子加速器である証拠をつかんだ」というものであり、落雷予測とは無関係。しかし、これを予測に利用することはできないだろうか。
雷に対する常識は近年、大きく変わりつつある。金属を身につけていてもいなくても関係ない、大きな木のそばからは4m以上離れること、雷雲から30km離れていても被雷の可能性がある、などなど。30km先では雷鳴すら聞こえてこない。気象庁の雷注意報が避難のひとつの目安になるが、注意報の度に外出を控えていたのでは仕事にならない、そんな意見もあるだろう。きめの細かい、精度の高い予報が必要である。
幸い、移動してくる雷雲は、気象庁や電力会社のレーダーで捕らえることができる。これに加え、冒頭で述べた技術の利用などにより落雷の直前予測ができるとしたら、運動会も海水浴も安心して楽しめるだろう。
地震に次いで恐ろしいとされる雷。こちらについても予測に目を向けたい。
(小埜佳典)





