富士山の雪
[2007-06-28 00:23:58]


言わずと知れた日本一高い山、富士山。今年は多くの残雪が残る。23~24日に筆者が調べたところ、山梨県の吉田口登山道では、8合目以上に場所によっては50cm以上の積雪がある。今年の冬は暖かかったが、4、5月が低温だった。雪解けには雨の果たす役割が大きい。例えば、雪を解かすために雪渓上にホースで沢の水を導いておくと、一晩で数メートルの深さの穴ができる。降雨は融雪を進める大きな原動力となるが、気温が低いと降雪となるため、逆に積雪を増やしてしまう。
27日、山小屋などで作る地元の旅館組合が雪かきを行った。7月1日の山開きに頂上まで登山可能かどうかについては、今日28日に山梨県が調査を行い、最終的に決定する。しかし、吉田口登山道は山の北東斜面に位置しており、山頂まで行かずとも御来光が拝める。河口湖周辺の夜景も美しい。仮に道が開通しなかったとしても、登頂にこだわらなければ、登山を十分楽しめるであろう。
ところで、夏山の雪は冬山の雪に比べはるかに硬い。溶けたり凍ったりを繰り返すうちに密度が増し、氷に近づいているから。27日の雪かき、さぞかし大変だったに違いない。
(小埜佳典)





