CO2温暖化説は本当か?
[2007-05-11 22:34:06]


5月4日、北アルプスで雷鳥に出会った。この時期、雷鳥は白い羽から黒い羽に徐々に衣替えするが、昨年同時期の写真に比べ黒い羽が多く、羽の生えかわりが早いようである。これも暖冬の影響だろうか。
一方、ある山菜の専門家は、今年は山菜の成長が遅いという。暖冬なのになぜなのか、と首をひねっていた。
この春、ソメイヨシノの開花は東京からスタートし、西へ北へと開花前線は進んだ。「寒さが足りなかったため九州などでは開花が遅れた」という理由であるが、桜のように関心の高い植物でない場合、メカニズムが子細に解明されていないケースも多い。自然は複雑であり、一筋縄には語れない。
昨今、二酸化炭素による地球温暖化が叫ばれているが、これとて100%正しいと証明されたものではない。が、証明を待っていては対策が手遅れになる可能性が高く、対策が必須であることも正しいであろう。ここで気になることは、「対策などいらない」という異論がほとんど聞こえてこないことである。昨今強まっているように感じられる、皆が同一方向を向いた全体主義的な考え方は、社会的にも学問的にも危険である。異論に対し耳を傾ける姿勢を忘れてはならない。
そして、判断の科学的な材料を伝えるのは、我々の役目である。
(小埜佳典)





