環境省・気候安全保障の議論開始
[2007-02-22 23:07:33]
21日の日刊工業新聞などは、環境省が気候安全保障の議論に着手すると報じた。
‘climate security’の和訳である「気候安全保障」、ものものしい言い方ではあるが、昨今の気候変動が単なる環境問題ではなく、我々の安全を脅かす存在であることを伝えるのには適した表現だろう。海面上昇で国土が失われそうな南太平洋の小国、ツバルの例を出すまでもなく、国内でも竜巻の増加など気候変動による被害が最近目立つようになった。
世界では、気候安全保障をエネルギー安全保障(energy security)と結びつけた議論が始まっている。今後発展途上国によるエネルギー消費の拡大が予想される中、地球温暖化防止とエネルギーの安定供給は、別々のものとしてではなく、ひとつの問題として捕らえていかねばならない。
我々エネルギー消費大国が、発展途上国にこれ以上エネルギーを使うなとは言えない。一方で地球温暖化は防がねばならず、化石燃料に頼りすぎることはできない。ではどうするか。簡単に言えばそういう問題であろう。
(小埜佳典)






