八甲田山・雪崩はなぜ起きたか
[2007-02-14 22:30:20]
青森県の八甲田山頂付近で雪崩が発生し、2名が亡くなった。八甲田山はロープウェイを利用して手軽に深雪滑降が楽しめ、ガイドツアーの人気が高い。
雪崩はなぜ起きたのか。アメダス酸ヶ湯のデータを見てみると、14日午前8時頃に気温が大きく上昇している。しかし、八甲田山頂付近では-10℃が-5℃になったという程度だろう。日射もなく、融雪による雪崩は考えにくい。
少しさかのぼって10日のデータを見ると、日照時間が長く、好天に恵まれたことが分かる。雪面は日射にさらされた。翌11日は雪となり、積雪量が36cm増加。10日までの積雪層と11日の降雪層との接着面に、なんらかの弱い層があり、そこが崩れたものと推測される。近くで12日にも雪崩が発生していたとの新聞報道がひとつの裏づけとなる。弱い層が何かは分からないが、ひとつの可能性としてあられが考えられる。
小雪と言われる今冬だが、酸ヶ湯の積雪は年明け以降に約2m増加し、現在は約340cmと平年よりやや多くなっている。15日の青森県内は荒れ模様となる。暖冬に油断しないようにしたい。
(小埜佳典)





