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2007年02月26日

東京都心・日比谷公園で桜開花

4th_桜.jpg
 
25日朝、東京都心はこの冬一番の冷え込みとなり、最低気温0.2℃を記録した。そんな寒さの中、都心の日比谷公園、祝田門付近の一角では既に桜が開花していて、公園内を行き交う人々が驚きの声をあげている。
 
公園管理所に聞いたところ、この桜は「オオカンザクラ(大寒桜)」という品種。最も一般的な桜、ソメイヨシノより2週間ほど早く咲くのが普通とのことだが、今年は例年より1ヶ月近くも開花が早いという。桜のそばには菜の花も咲いていて、一角は春の様相を呈している。
 
公園内には「カンヒザクラ」という品種もあるという。南西諸島などで一般的な早咲きの桜だが、紅色で下向きの花をつけるためか、ソメイヨシノを見慣れた人々の目にはあまり桜らしく映らない。注目を集めることもなく、ひっそりと咲いている感じであった。
 
この寒さも週末には緩み、来週初めに掛けてグッと暖かくなりそう。いよいよ本格的な春を感じられそうである。
 
(小埜佳典)

2007年02月22日

環境省・気候安全保障の議論開始

21日の日刊工業新聞などは、環境省が気候安全保障の議論に着手すると報じた。
 
‘climate security’の和訳である「気候安全保障」、ものものしい言い方ではあるが、昨今の気候変動が単なる環境問題ではなく、我々の安全を脅かす存在であることを伝えるのには適した表現だろう。海面上昇で国土が失われそうな南太平洋の小国、ツバルの例を出すまでもなく、国内でも竜巻の増加など気候変動による被害が最近目立つようになった。
 
世界では、気候安全保障をエネルギー安全保障(energy security)と結びつけた議論が始まっている。今後発展途上国によるエネルギー消費の拡大が予想される中、地球温暖化防止とエネルギーの安定供給は、別々のものとしてではなく、ひとつの問題として捕らえていかねばならない。
 
我々エネルギー消費大国が、発展途上国にこれ以上エネルギーを使うなとは言えない。一方で地球温暖化は防がねばならず、化石燃料に頼りすぎることはできない。ではどうするか。簡単に言えばそういう問題であろう。
 
(小埜佳典)

2007年02月14日

八甲田山・雪崩はなぜ起きたか

青森県の八甲田山頂付近で雪崩が発生し、2名が亡くなった。八甲田山はロープウェイを利用して手軽に深雪滑降が楽しめ、ガイドツアーの人気が高い。
 
雪崩はなぜ起きたのか。アメダス酸ヶ湯のデータを見てみると、14日午前8時頃に気温が大きく上昇している。しかし、八甲田山頂付近では-10℃が-5℃になったという程度だろう。日射もなく、融雪による雪崩は考えにくい。
 
少しさかのぼって10日のデータを見ると、日照時間が長く、好天に恵まれたことが分かる。雪面は日射にさらされた。翌11日は雪となり、積雪量が36cm増加。10日までの積雪層と11日の降雪層との接着面に、なんらかの弱い層があり、そこが崩れたものと推測される。近くで12日にも雪崩が発生していたとの新聞報道がひとつの裏づけとなる。弱い層が何かは分からないが、ひとつの可能性としてあられが考えられる。
 
小雪と言われる今冬だが、酸ヶ湯の積雪は年明け以降に約2m増加し、現在は約340cmと平年よりやや多くなっている。15日の青森県内は荒れ模様となる。暖冬に油断しないようにしたい。
 
(小埜佳典) 

2007年02月01日

不都合な真実・エコサンデー¥500

映画「不都合な真実」を見た。エコサンデーキャンペーンで500円。様々なデータを元に、映像を用いて地球温暖化の事実や危機を訴える語り口は、とても分かりやすい。特に驚いたのは、過去10年間に専門家が書いた論文928を調べた結果。地球温暖化に否定的・懐疑的なものはひとつもないという。書店を歩くと温暖化そのものに懐疑論を投げかけるタイトルを多数見かけるが、専門家の見方は違うということだ。
 
一点気になったのは、氷河の崩壊シーン。TV番組でも温暖化の象徴として使われるが、氷河が海に落ち込む所、いわゆる氷河の末端での崩壊は、川が海に注ぐのと同じことであり、温暖化と無関係に起きていること。氷河クルーズで普通に見られる。それを伝えないのは、都合のよい誤解を容認することである。
 
厳しい言い方になったが、そんな細部が惜しいと思えるほど、全体の出来は素晴らしい。映画終了後、観客の中から拍手が起こった。温暖化対策の最後進国、それは米国である。外圧に弱い日本だが、この点については逆に外圧を与えるべきではないか。
 
エコサンデーキャンペーン(500円)は、東京、川崎、名古屋、京都、大阪の東宝系5つの映画館で、2/4と2/11にも実施される予定。
 
(小埜佳典)
 
速報!天気ニュース:映画で伝える地球温暖化