105年前の今日
[2007-01-25 08:34:57]

日本国内の最低気温が記録されたのは105年前の今日1月25日のこと、北海道旭川で氷点下41℃を観測している。日常我々が体感できる最も低い温度と言えば、家庭用冷蔵庫の冷凍室の基準温度、氷点下18℃だろう。氷点下41℃がどのような状態なのかは想像しがたい。
この日の最低気温の記録が残っている地点は少ないが、網走や宇都宮でも同日、これまでの過去最低気温を観測している。北日本は100年に1度あるかないかという、強烈な寒波に見舞われたもと想像できる。寒波の中、青森県八甲田山の山中で訓練中だった陸軍青森第五連隊が遭難、約200人のほぼ全員が死亡する事件が起きた。
事の詳細は、事件をモデルに描かれた新田次郎の小説『八甲田山死の彷徨』などに詳しい。100年に1度の寒波に見舞われたが故の不運の事故だったのか。必ずしもそうとは言えず、軍の指揮命令系統の混乱による人災の疑いの強いことが、小説から読み取れる。
(小埜佳典)
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