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2007年01月28日

六本木・一日で消えたかまくら

6th_六本木.jpg
 
28日の朝日新聞に、「27日、六本木ヒルズにかまくら登場」の記事が載った。長野県飯山市の戸狩観光協会が、PRのため約10トンの雪を持ち込んで作ったものだという。
 
都心でかまくらが見られるのは珍しい。早速、28日の午後、六本木を訪れてみた。詳しい場所をインフォメーションで尋ねたところ、テレビ朝日方面のイベントスペースを教えてくれた。が、「かまくらは解けてしまったそうです」とのこと。あ~残念。
 
27日の東京の最高気温は15.0℃と、平年より5.6℃高かった。28日朝の最低気温も平年より1.0℃高い6.4℃。この暖かさに、かまくらは一日しかもたなかった。
 
夕方になり、付近は青や白のLEDイルミネーションに彩られた。確かに美しいのだが、この寒くない東京にはピッタリしないように思うのは、私だけだろうか。
 
(小埜佳典)

2007年01月27日

暖冬なのに雪の多い八ヶ岳

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この冬は暖冬。北陸や東北の日本海側を中心に積雪が少なく、東京では初雪すらまだ。そんな中、長野・山梨の県境に聳える八ヶ岳連峰の積雪が、例年より多くなっている。ある所にはあるようである。
 
暖冬なのにどうしてなのだろう。12月26~27日と1月6~7日に、日本の南岸を低気圧が猛烈に発達しながら北東進し、関東地方などに大雨をもたらしたことは記憶に新しい。関東甲信地方では、12月の降水量が平年比の3倍を超えた所が多い。標高3,000mに近い八ヶ岳では、これらの降水が雪となり、平年より積雪が多くなっているのだろう。
 
このような形の降雪は、本来2月後半から3月にかけてよく見られるもの。それが12月から1月にかけて大規模に2度も出現したわけで……どこかおかしな冬である。
 
(小埜佳典)

2007年01月25日

105年前の今日

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日本国内の最低気温が記録されたのは105年前の今日1月25日のこと、北海道旭川で氷点下41℃を観測している。日常我々が体感できる最も低い温度と言えば、家庭用冷蔵庫の冷凍室の基準温度、氷点下18℃だろう。氷点下41℃がどのような状態なのかは想像しがたい。
 
この日の最低気温の記録が残っている地点は少ないが、網走や宇都宮でも同日、これまでの過去最低気温を観測している。北日本は100年に1度あるかないかという、強烈な寒波に見舞われたもと想像できる。寒波の中、青森県八甲田山の山中で訓練中だった陸軍青森第五連隊が遭難、約200人のほぼ全員が死亡する事件が起きた。
 
事の詳細は、事件をモデルに描かれた新田次郎の小説『八甲田山死の彷徨』などに詳しい。100年に1度の寒波に見舞われたが故の不運の事故だったのか。必ずしもそうとは言えず、軍の指揮命令系統の混乱による人災の疑いの強いことが、小説から読み取れる。
 
(小埜佳典)
※写真はイメージです

2007年01月14日

フラガール・温暖な東北いわき

映画「フラガール」を見た。閉山に追い込まれる常磐炭鉱の失業対策として計画されたレジャー施設、常磐ハワイアンセンターの誕生物語。劇中、「こんな寒い町にハワイができるか!」のセリフが何度か聞かれたが、施設が成功した背景には、「こんな寒い町に」という意外性もあるように思う。
 
と、寒さを強調してしまったが、舞台となったいわき市、実はそれほど寒い町ではない。サーファーの間では「東北の湘南」とも呼ばれ、太平洋に面していることもあって関東地方の内陸部に比べてもずっと暖かい。
 
劇中は冬のシーンが多い。北海道夕張に行ってしまった紀美子の親友、早苗から届く手紙には「こっちの朝は雪下ろしから始まる」の言葉があったが、いわきでの雪のシーンはなく、冬木立のシーンが目立った。ダンスの練習を始める前、バレエシューズのつま先が少しだけ冷たそうだった紀美子。いずれも、いわきの冬の「穏やかな寒さ」をうまく表現しているように思えた。
 
常磐ハワイアンセンターは「スパリゾートハワイアンズ」とその名を変え、現在も賑わっている。市内では、木の生い茂ったズリ山や、いわき市石炭・化石館の塞がれた炭鉱の入口などに、当時の姿を見ることができる。
 
(小埜佳典)

2007年01月08日

ゲレンデ3000人足止・擬似好天か

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7日午後2時頃、新潟県湯沢町のスキー場「ガーラ湯沢」で、JRの駅とゲレンデとを結ぶゴンドラが強風のため運転不能となり、スキー客約3,000人がゲレンデのレストハウスに午後8時過ぎまで足止めされる事態となった。
 
低気圧が台風並みに発達すると予想された7日は、朝からの悪天・強風が予想されていた。しかし、この日の午前中、湯沢町の天候は悪くなかったのである。午前10時頃には青空が広がり、同町内の別のスキー場にいた筆者には、このまま好天に向かうのかにさえ思われた。しかし、これは錯覚である。
 
日本海側では、低気圧の通過後本格的な悪天が始まる前に、「擬似好天」と呼ばれる一過性の晴れ間が広がることがある。連休中日の客足の多い朝でもあり、スキー場側も一時の好天に欺かれたのではないだろうか。
 
午後2時半、筆者のいたスキー場も既に嵐の渦中。減速・停止を繰り返す長さ1,250mのリフトは、乗車から降車まで風雪の中30分を要した。雷鳴も聞こえてくる。擬似好天の後の嵐はすさまじいものであった。
 
(小埜佳典)

2007年01月04日

年末年始の冬山・まずまずの天候

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この年末年始、中部山岳地帯の山々はまずまずの天候となった。28日~30日にかけて強い寒気が流れ込み冬型の気圧配置となったものの、長くは続かず、31日~1日にかけては好天に恵まれた山々が多かった。強風が原因と見られる滑落事故が富士山で発生したものの、大雪が原因と見られる事故はなかった。
 
写真は12月30日に北アルプス標高2,500m付近で見かけた、特別天然記念物の雷鳥。小さな木の芽をついばんでいた。雷鳥は冬期も高山に暮らすと言われているが、目にするのは夏や春が多く、年末年始に見かけることは稀。これだけ真っ白な姿が見られるのも珍しい。
 
二羽いたが、一羽はすぐにどこかへ姿を消してしまった。もう一羽は筆者の姿に気づいていないのか、木の芽から別の木の芽へとチョコチョコと忙しそうに渡り歩いていた。撮影ポイントを変えようと少し移動する間に、斜面の下方に向かったのか見えなくなった。
 
(小埜佳典)