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東南海地震から62年


[2006-12-08 00:15:07]

耐震偽装マンションの発覚などもあり、地震に対する防災意識が高まっているが、12月7日、東南海地震の発生から62年がたった。 
 
昭和19年12月7日に三重県志摩半島近海で発生した東南海地震、マグニチュードは7.9。関東大震災と同規模であり、震度5~7だったとされる愛知、静岡、三重の三県を中心に数千名規模の死傷者を出したにもかかわらず、今もってその知名度は高くない。地震発生は太平洋戦争のさなか。軍用機の重要生産拠点だった名古屋周辺に大きな被害があったことを、国内外に知られることを恐れた軍部が、報道や詳細な調査を禁じたためだという。残された記録は多くない。
 
震源から300km以上離れた長野県諏訪地方でも震度6を記録した。信濃毎日新聞社刊「戦争が消した諏訪"震度6"」の著者、宮坂五郎氏などが詳しい調査を行ったのは、戦後40年を経た昭和60年頃。諏訪での死傷者は多くないというが、同書に記された被災者の証言をひも解いてみると、当時繰り返し行われていた防空演習が、避難をスムーズにさせる結果につながり、被害を小さくとどめた一因だったことが見えてくる。
 
そういえば自分が小中学生だった頃、学校行事で年に2回は避難訓練があった。しかし、社会人となった後に訓練したのは数えるほど。今大地震が起きたら、果たして冷静に行動できるだろうか。
 
文部科学省発表の資料によると、今後30年以内に東南海地震が再度起こる可能性は60%程度。マグニチュード8.1程度だという。
 
(小埜佳典)

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