洞窟気候はワイン貯蔵にピッタリ
[2006-11-15 21:05:42]

16日はボジョレーヌーボー解禁日。年に一度、新しいワインを味わうのも祭り気分でよいが、やはり、熟成されたワインの味にはかなうまい。できることならワインセラーに毎年のワインをずらりと並べて熟成、飲み頃に飲みたい瓶を取り出して味わってみたいものだが、狭い我が家に乏しい予算では難しそう。
福島県田村市の鍾乳洞「あぶくま洞」では、そんなはかない夢を叶えてくれるサービスを実施中。現地の山ぶどうを原料にしたワインを販売しており、そのまま持ち帰っても良いが、洞窟内に1年間預けることもできる。ワインセラーの共同利用とでも言おうか。地中深く水流も多い洞窟内部は、年間を通じて気温が15℃前後で一定、湿度も高め。もちろん遮光は完璧。電源のいらない、天然のワインセラーと言って良い。預けたワインは1年間熟成され、飲み頃となって送られてくる。鍾乳洞の神秘が宿ったかのような、長久の感覚すら味わうことができるだろう。
管理事務所に問い合わせたところ、人気上々で現在貯蔵スペースが満杯、空きが出るのは12月以降になりそう。洞窟内では12月、高い音響効果を生かしてのハンドベル演奏会など、各種音楽イベントが予定されている。外はますます寒くなる。気温が一定の洞窟内は、きっと暖かく感じられることだろう。
(小埜佳典)





