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2006年11月26日

低気圧のナマエ

師走の声が聞こえてきて、そろそろ秋も終わり。今年の秋は、10月6-9日の大雨・強風による海・山での被害、11月7日の竜巻による被害と、台風ではない、温帯低気圧(普通の低気圧)による被害が目立った。今晩(11月26日)も太平洋側の一部で大雨になりそう。
 
10月18日に東京で開催された、気象予報士会主催のサイエンス・カフェ。気象庁天気相談所長の日野さんをメイン・スピーカーに迎えたこの会で、気象キャスターや一般参加者から、大きな被害をもたらす温帯低気圧に、「台風」に相当するような特別な名前を付けるべきではないか、という声が相次いだ。日野さんも同じことを思っていたようだが、問題はその名前である。
 
サイエンス・カフェの場では「爆弾低気圧」「超低気圧」という案があがった。先日届いた気象新聞11月20日号には「広域低気圧」という見出しがあった。いずれも賛否両論ありそうで、その定義と共に、名前が決まるのは少し先になりそう。
 
こういった「名前」の付け方、実は気象関係者は苦手なのではないだろうか。思い切って、メーカーで商品名を考える人々や、広告業界の人々に依頼してみてはどうだろう。一般公募なんてのもいいかも。
 
冬が終わる頃には、決まっているといいなと思う。
 
(小埜佳典)

2006年11月21日

21日はインターネット記念日

過去20年間に日常生活の場で大きく変わったことと言えば、携帯電話とインターネットの普及ではないかと思うが、今日21日はインターネット記念日。1969年にアメリカで初めてインターネットの公開実験が実施されたことに、ちなんだものだと言う。
 
財団法人インターネット協会のホームページによると、インターネットの世帯普及率は、今年2月現在で57.3%。ブロードバンドの世帯普及率も41.4%に達している。
 
インターネットを防災情報の周知に活用できないか。ブロードバンド常時接続の環境下であれば、津波警報など重大な防災情報が発せられた時に、自動的にパソコンを起動、避難を促すメッセージを伝えることも可能ではないか。
 
既にラジオに似たようなシステムがあるようだが、あまり普及していない模様。パソコンは買い替え周期が5年程度と短い。これからの機種に機能を搭載しても、比較的短期間で普及することだろう。
 
筆者は先日の千島列島での地震発生を、某ポータルサイトの検索画面で知った。画面上部に「津波情報発令中」のメッセージが出たのである。防災情報の伝達手法がもう一歩進むことを期待している。
 
(小埜佳典)

2006年11月15日

洞窟気候はワイン貯蔵にピッタリ

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16日はボジョレーヌーボー解禁日。年に一度、新しいワインを味わうのも祭り気分でよいが、やはり、熟成されたワインの味にはかなうまい。できることならワインセラーに毎年のワインをずらりと並べて熟成、飲み頃に飲みたい瓶を取り出して味わってみたいものだが、狭い我が家に乏しい予算では難しそう。
 
福島県田村市の鍾乳洞「あぶくま洞」では、そんなはかない夢を叶えてくれるサービスを実施中。現地の山ぶどうを原料にしたワインを販売しており、そのまま持ち帰っても良いが、洞窟内に1年間預けることもできる。ワインセラーの共同利用とでも言おうか。地中深く水流も多い洞窟内部は、年間を通じて気温が15℃前後で一定、湿度も高め。もちろん遮光は完璧。電源のいらない、天然のワインセラーと言って良い。預けたワインは1年間熟成され、飲み頃となって送られてくる。鍾乳洞の神秘が宿ったかのような、長久の感覚すら味わうことができるだろう。
 
管理事務所に問い合わせたところ、人気上々で現在貯蔵スペースが満杯、空きが出るのは12月以降になりそう。洞窟内では12月、高い音響効果を生かしてのハンドベル演奏会など、各種音楽イベントが予定されている。外はますます寒くなる。気温が一定の洞窟内は、きっと暖かく感じられることだろう。
 
(小埜佳典)

2006年11月06日

冬の嵐到来

明日、7日は立冬。なんとなく暖かな今年の秋だが、暦に合わせるかのように、今期初めての「冬」が日本列島にやってくる。
 
天気図というと、地上天気図がおなじみ。しかし、雨は上空から降ってくる。そんなわけで上空の天気図というものが存在するのだが、上空約5,500mの天気図見ると、明日は日本海に-36℃の寒気がやってくる見込み。これは真冬の寒気と同じ強さ。北陸以北の日本海側を中心に、雷、大雨、突風など相当荒れた天気が予想される。日本海側では、台風が来ると思って警戒して頂きたい。
 
太平洋側では大きくは荒れない見込み。ただ、寒くなることは確か。暖かい秋になれた身にはこたえる。帰りが遅くなりそうだったら、少し厚着して出掛ける方がよさそう。
 
(小埜佳典)

2006年11月01日

福島県・南会津 紅葉見頃

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福島県南会津地域の紅葉が見頃を迎えている。日光や那須地域の紅葉にまったく引けをとらないうえ、両地域に見られる混雑や渋滞がほとんどない。このため観光の所要時間はあまり変わらないように感じるのだが、東京からは遠いという印象のせいか、訪れる人は多くない。
 
カエデに代表される赤色は今年も見事。一方で、ブナに代表される黄色はややくすんだ感じ。赤色は、葉の中の糖分が赤い色素に変化することで現れる。南会津地域は8~10月にかけ日照時間が平年よりやや多く、葉に糖分が順調に蓄えられ、きれいな赤色に変わったようである。一方、黄色の色素はもともと葉の中に含まれているもの。同じく葉に含まれている緑色の色素より数が少ないため、夏の間は見えず、秋になり緑色の色素が分解することで見えてくる。今年、黄色がくすんでいる理由ははっきりしないが、10月初めの大雨で、色素が痛んでしまったのではないかと思う。
 
三連休、天気は概ね良さそう。
 
(小埜佳典)