「暴風域に入る確率」の使い方
[2006-09-16 17:19:02]
台風13号が接近中。ところで、気象庁では2003年6月から、ホームページ上で「台風の暴風域に入る確率」を地域別に発表している。48時間先までを3時間ごとに区切り、確率を棒グラフで示している。
確率予報と言うと、26年の歴史を持つ「降水確率」がおなじみ。「暴風域に入る確率」は映像化しにくいのが理由だとかで、テレビ、新聞では今のところお目にかからない。気象庁ホームページでのみ閲覧可能なようだが、この確率、何%なら安心してもいいのか。
以前、気象庁に尋ねてみたことがある。「暴風域に入るということは、滅多にないことなので、10%でもかなり高い確率です。まあそれでも、10%ならまだ身構えなくてもいいでしょう。しかし、野球の3割バッター、4割バッターではありませんが、30%、40%は通常に比べると相当高い確率です。50%以下だから安心、と考えてはいけません」
なるほど。降水確率に比べると、小さな数字でも安心できないみたい。
「ただ、数字そのものよりも、グラフの変化に注目して欲しいのです。棒グラフが長くなってゆく時間帯に暴風域に入り、短くなってゆく時間帯に暴風域から抜ける可能性が高いです。暴風域に入らなくても、風が何時頃に強まり、何時頃に弱まるのかの目安になります。風が強まる前に庭の片づけを済ませるとか、そんなふうに使って欲しいと思います」
16日午後4時の発表によると、九州地方では48時間先までに暴風域に入る確率が50%を超える地域が多くなっており、警戒を要す。ホームページを是非どうぞ。
気象庁 台風の暴風域に入る確率
(小埜佳典)





