河童の涙
[2006-09-04 22:46:20]

長野県松本市、標高1,500mの上高地。週末は観光客や登山者で賑わうこの地に、河童の伝説が残っている。「河童橋」が特に有名だが、河童は土産物としても大人気。定番は「河童加トちゃん」「河童キティ」あたりだろうが、中に「河童の涙」という珍しいものがあった。
お値段たったの100円。観光客が残したワインなどのビンを集め、再利用できないものを粉砕、小さな粒にして小袋に詰めただけのもの。こうして見ると色とりどりできれいだが、一粒一粒をゴミの多さに悲しむ河童の涙に見立てている。営利目的ではなく、「ゴミを残さないで」というメッセージを示す商品であろう。
昨年の秋、筆者はある山で清掃登山をした。最近の登山者はマナーが高く、ゴミを残す人は少ない。登山道は比較的きれいである。しかし、奥まった目立たない場所に、昭和30~40年代のものと思われる、朽ちかけた古くさいデザインの空き缶が残っていたりする。当たり前の話だが、鉄やプラスチックは40年たっても消えはしない。
自分の捨てたゴミ、40年後に孫が見つけたらとしたら、イヤですね。やっぱり。
(小埜佳典)





