山小屋に残る大雪の影
[2006-09-02 20:45:20]
大雪だったこの前の冬。長野・富山・岐阜の三県にまたがる北アルプスでは、少なくとも二軒の山小屋が、雪に壊された小屋の再建・修復が間に合わないままに、夏山のシーズンを終えた。
一軒は、観光客が多く訪れる上高地から約2時間半の距離にある岳沢ヒュッテ。雪崩に倒壊した山小屋は未だ再建中で、新しい木材の壁が目に眩しい。宿泊はできず、ジュース等の販売だけが行われている。小屋の上部には、写真のように雪崩になぎ倒された木々の姿が今も残る。
もう一軒は、立山・黒部アルペンルートの最高点、室堂から4時間ほどの距離にある剣山荘。5月初めに近くを通りかかったが、小屋はまだすっぽりと雪に埋まっており、状態はよく分からなかった。岳沢ヒュッテ同様、現在も営業していない。
未だ残る大雪の影響。そしてもう次の冬が、少しだけ近づいている。
(小埜佳典)






