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2006年09月23日

台風55号

「モーレツ」という言葉が流行したのは1969年のことだそうだが、一昨日(21日)来、「猛烈な台風14号」という表現をテレビなどで耳にする。台風は「強い」「非常に強い」「猛烈な」の順に強くなる。「猛烈な」は最強ランクで、ここまで勢力が強まることは少ない。
 
 中心付近の最大風速が 35,40m/s→強い  45,50m/s→非常に強い 55,60,65m/s・・・→猛烈な
 
というきまりで、「猛烈な」は55m/s以上の場合である。ところで、欽ちゃんと二郎さんのコンビ「コント55号」に、昔、台風ネタがあった。「台風55号」が描かれた天気図のフリップがあって、欽ちゃんが台風のごとく猛烈に飛び回る様子が印象的だったが、もはや30年も前のこと。コントの中身はすっかり忘れてしまったが、「55」なる数字を見て少しだけ思い出した。30代後半以上の方々、このコントを覚えておいでだろうか?
 
台風は日本の東海上を北上する見込みで、関東地方への直接の影響はなさそう。
 
(小埜佳典)

2006年09月18日

「月の砂漠」関東地方も雨

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17日、筆者は千葉県房総半島を時計回りに一周してみた。関東地方への台風13号の影響は小さいものの、台風の力によって南から湿った空気が入ったため、お昼過ぎには千葉県御宿町、童謡「月の砂漠」発祥の地である中央海岸でも雨が一時的に強まった。ライフセービング大会が開催されていたが、波はさほど高くなく、無事に終了したようである。
 
一方、帰路、夜になってから通過したレインボーブリッジでは衝突事故が起きていた。こちらも雨。雨の夜は後方確認が非常にしづらい。首都圏の高速道路で十分な車間距離をとることはなかなか難しいが、スピードを控えることは可能だと思う。
 
18日は三連休の最終日。関東地方も雨がちの天気が続きそう。ドライバーの皆様、十分にご注意ください。
 
(小埜佳典)

2006年09月16日

「暴風域に入る確率」の使い方

台風13号が接近中。ところで、気象庁では2003年6月から、ホームページ上で「台風の暴風域に入る確率」を地域別に発表している。48時間先までを3時間ごとに区切り、確率を棒グラフで示している。
 
確率予報と言うと、26年の歴史を持つ「降水確率」がおなじみ。「暴風域に入る確率」は映像化しにくいのが理由だとかで、テレビ、新聞では今のところお目にかからない。気象庁ホームページでのみ閲覧可能なようだが、この確率、何%なら安心してもいいのか。
 
以前、気象庁に尋ねてみたことがある。「暴風域に入るということは、滅多にないことなので、10%でもかなり高い確率です。まあそれでも、10%ならまだ身構えなくてもいいでしょう。しかし、野球の3割バッター、4割バッターではありませんが、30%、40%は通常に比べると相当高い確率です。50%以下だから安心、と考えてはいけません」
なるほど。降水確率に比べると、小さな数字でも安心できないみたい。
 
「ただ、数字そのものよりも、グラフの変化に注目して欲しいのです。棒グラフが長くなってゆく時間帯に暴風域に入り、短くなってゆく時間帯に暴風域から抜ける可能性が高いです。暴風域に入らなくても、風が何時頃に強まり、何時頃に弱まるのかの目安になります。風が強まる前に庭の片づけを済ませるとか、そんなふうに使って欲しいと思います」
 
16日午後4時の発表によると、九州地方では48時間先までに暴風域に入る確率が50%を超える地域が多くなっており、警戒を要す。ホームページを是非どうぞ。
 
気象庁 台風の暴風域に入る確率
 
(小埜佳典)

2006年09月04日

河童の涙

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長野県松本市、標高1,500mの上高地。週末は観光客や登山者で賑わうこの地に、河童の伝説が残っている。「河童橋」が特に有名だが、河童は土産物としても大人気。定番は「河童加トちゃん」「河童キティ」あたりだろうが、中に「河童の涙」という珍しいものがあった。
 
お値段たったの100円。観光客が残したワインなどのビンを集め、再利用できないものを粉砕、小さな粒にして小袋に詰めただけのもの。こうして見ると色とりどりできれいだが、一粒一粒をゴミの多さに悲しむ河童の涙に見立てている。営利目的ではなく、「ゴミを残さないで」というメッセージを示す商品であろう。
 
昨年の秋、筆者はある山で清掃登山をした。最近の登山者はマナーが高く、ゴミを残す人は少ない。登山道は比較的きれいである。しかし、奥まった目立たない場所に、昭和30~40年代のものと思われる、朽ちかけた古くさいデザインの空き缶が残っていたりする。当たり前の話だが、鉄やプラスチックは40年たっても消えはしない。
 
自分の捨てたゴミ、40年後に孫が見つけたらとしたら、イヤですね。やっぱり。
 
(小埜佳典)

2006年09月02日

今年初? 東京の空に秋の夕暮

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9月2日の夕方、東京の西の空に、秋を代表する雲とも言える「うろこぐも」「ひつじぐも」が広がった。立秋以降、初めてではないかと思う。
 
2 日の東京は最高気温が30℃に達せず、また湿度も日中は50%程度に収まり、動けば汗は出るものの比較的涼しい土曜日となった。夕方には気温は25℃程度にまで下がった。
 
高層ビルと雲とのコントラストは美しい。これから夕食に出掛けようという、駅周辺の人々が雲に注目しているとはとても思えないが、視界のはじっこにあるだけでも、なんとなく秋を感じさせるのではないかと思う。
 
午後6時、駅から少し離れた住宅街に、子供たちに帰宅を促す「ふるさと」が響いた。既に薄暮。随分と日没が早くなった。
 
(小埜佳典)

山小屋に残る大雪の影

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大雪だったこの前の冬。長野・富山・岐阜の三県にまたがる北アルプスでは、少なくとも二軒の山小屋が、雪に壊された小屋の再建・修復が間に合わないままに、夏山のシーズンを終えた。
 
一軒は、観光客が多く訪れる上高地から約2時間半の距離にある岳沢ヒュッテ。雪崩に倒壊した山小屋は未だ再建中で、新しい木材の壁が目に眩しい。宿泊はできず、ジュース等の販売だけが行われている。小屋の上部には、写真のように雪崩になぎ倒された木々の姿が今も残る。
 
もう一軒は、立山・黒部アルペンルートの最高点、室堂から4時間ほどの距離にある剣山荘。5月初めに近くを通りかかったが、小屋はまだすっぽりと雪に埋まっており、状態はよく分からなかった。岳沢ヒュッテ同様、現在も営業していない。
 
未だ残る大雪の影響。そしてもう次の冬が、少しだけ近づいている。
 
(小埜佳典)