「いま、会いにゆきます」の結末
[2006-07-18 22:21:30]
映画「いま、会いにゆきます」をDVDで見た。早世した母親が、絵本に残した約束のとおり雨の季節に戻ってくるお話。梅雨の間の6週間を親子3人で楽しく過ごすが、別れの時は徐々に近づいて……最後の謎解き20分ほどはなくてもいいかな、という感じもしたが、せつなさ一杯の中にほのぼのとした喜びを感じられる、素晴らしい映画だった。
映画の中、別れは突然やってくる。本人役で登場している森田正光氏の一言、「関東甲信地方は本日梅雨明けしました」で。ところで、過去50年間を眺めてみると、梅雨明けが特定されなかったことが一度だけある。1993年、冷夏だったこの年、はっきりとした梅雨明けがなかったのである。
森田キャスターの一言が「関東甲信地方は梅雨明けが特定できません」であったとしたら、母親は去らなくていい。別れの時は来ない。そんなハッピーエンドでもよかったのではないかな……と、当面梅雨明けのなさそうな今日の週間予報を見て、ふと思った。
(小埜佳典)






