竜ヶ原湿原でミズバショウ開花
[2006-06-05 20:35:49]

秋田県由利本荘市の竜ヶ原湿原で、ミズバショウの花が咲き始めている。出羽富士・秋田富士の二つの異名を持つ鳥海山のふもと、標高1200mの湿原は今、急速に雪解けが進んでいる。
ミズバショウは雪が解けた地から順次花咲く。「夏の思い出」の歌詞のせいか、夏の花というイメージが先行するが、実際には春の花といった方がよい。平地では4月頃咲いているもの。高原で開花が遅いのは、雪解けが遅いからにほかならない。
竜ヶ原湿原では、ほぼ6月いっぱい花が楽しめるという。ただ、ミズバショウの花は小さいうちが可憐。20cm近くにまで育ってしまうと、もはや「夢見て咲いている」とは言いがたい。早めに出掛けるのがよさそうだ。
標高2236mの鳥海山はまだ多くの雪をたたえている。早朝、うっすらと氷の張った湿原の木道を、最後のスキーを楽しもうという登山者たちが、花に目を向けながらスキー板を担ぎ、山頂に向かっていた。
(小埜佳典)





