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2006年06月28日

嵐を呼んだビートルズ

6月29日,40年前のこの日,羽田空港にビートルズがやってきた。来日前から日本国内に様々な意味での嵐を巻き起こしていた彼らだが,来日当日,本物の「嵐」を呼んだ。
 
6月27~29日にかけて日本列島を襲った台風4号。NOAA(アメリカ海洋大気管理局)のHPから当時の天気図を再現してみると,台風は日本の南海から東京をかすめるように三陸沖へ進み,死者64名の被害をもたらした。ビートルズ自身もアンカレッジに足止めされ,羽田到着が予定より十数時間遅れることとなった。
 
当時の新聞を読むと,警備担当の警視庁にとって,到着が早朝4時前にずれ込んだことは混乱回避に有効だったらしい。「神風」との記載すらある。しかし,当時,ビートルズのことをよく思わない人は少なくなく,来日と台風被害との因果関係を噂する人もいたことだろう。彼らに対する評判は,現在では好意的なものがほとんど。40年の時を経て大きく変わった。
 
(小埜佳典)

2006年06月15日

福島で側溝の蓋が盗まれる

5th_側溝.jpg
5月末から6月初めにかけて、福島市内で102枚もの側溝の蓋が盗まれていたという。蓋といってもコンクリートのものではなく、鉄製の格子状のもの。鉄鋼価格の高騰を受け、回収業者への販売目的で盗まれたものらしい。
 
そんなに儲かるのか。いくらで売れるのか定かではないが、kgあたり20円として、30kgの蓋1枚が600円、100枚でも6万円にしかならないから、リスクや手間を考えると、割に合うとは思えないのだが……。
 
蓋の盗まれた側溝、そのままにしておいては転落の危険がある。現在は応急措置としてコンクリートの蓋をかぶせてあるというが、穴が端の部分にしかないので、格子状の鉄の蓋に比べ水の通りが悪い。16~17日にかけて梅雨前線が通過し、福島でも大雨の可能性がある。道路に水が溢れてしまうのではないかと、少し心配している。
 
(小埜佳典)

2006年06月11日

「入梅」と「梅雨入り」は別物?

11日は入梅。「もう,とっくに梅雨入りしてるよ」そんな声が聞こえてきそうだが,「入梅(にゅうばい)」と「梅雨入り(つゆいり)」,放送の世界では,二つの言葉をはっきりと使い分けているという。

「梅雨入り」は気象庁が発表するもの。今年は6月9日までに,東北北部、北陸を除き全域が梅雨入りした。一方,「入梅」は,「節分」や「八十八夜」と同じ,季節を表す「雑節」のひとつで,毎年夏至のほぼ10日前にあたる。NHKのホームページによると,誤解を防ぐため両者を明確に使い分けているそうだ。

筆者宅のパソコンで「つゆいり」と入力してみると,「入梅」「梅雨入り」両方に変換された。雑節の「入梅(にゅうばい)」はあまり市民権を得ていないようだから,日常生活で混同することは少なそうだが,放送局には苦情が寄せられることがあるのだろうか。苦労の一端を垣間見るような気がした。

(小埜佳典)

2006年06月05日

竜ヶ原湿原でミズバショウ開花

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秋田県由利本荘市の竜ヶ原湿原で、ミズバショウの花が咲き始めている。出羽富士・秋田富士の二つの異名を持つ鳥海山のふもと、標高1200mの湿原は今、急速に雪解けが進んでいる。

ミズバショウは雪が解けた地から順次花咲く。「夏の思い出」の歌詞のせいか、夏の花というイメージが先行するが、実際には春の花といった方がよい。平地では4月頃咲いているもの。高原で開花が遅いのは、雪解けが遅いからにほかならない。

竜ヶ原湿原では、ほぼ6月いっぱい花が楽しめるという。ただ、ミズバショウの花は小さいうちが可憐。20cm近くにまで育ってしまうと、もはや「夢見て咲いている」とは言いがたい。早めに出掛けるのがよさそうだ。

標高2236mの鳥海山はまだ多くの雪をたたえている。早朝、うっすらと氷の張った湿原の木道を、最後のスキーを楽しもうという登山者たちが、花に目を向けながらスキー板を担ぎ、山頂に向かっていた。

(小埜佳典)

2006年06月02日

気象神社で年に一度の祭開催

東京都杉並区高円寺,ミュージシャンの集まるこの街の一角に,日本で唯一の「気象神社」がある。以前は「知る人ぞ知る」という存在で,高円寺に3年ほど暮らした筆者も名前を聞いたことすらなかった。最近は気象予報士を目指す受験生に人気があるようで,合格祈願に訪れる人が少なくないという。

神社は昭和19年,陸軍気象部内に天気予報の的中を願って置かれたもの。科学の力に頼る天気予報も,最後は神頼みだったらしい。予報をはずすと上官に怒られたのだろうか。現在の位置に移されたのは昭和23年だが,今年も気象記念日である6月1日,当時の関係者などが集まり年に一度の祭が開催されたそうだ。

神社はJR高円寺駅南口から徒歩5分ほど。氷川神社の一角に間借りするようにある。日本でここだけ,おそらく世界にも例がないだろう。お天気に興味津々のあなた,一度訪れてみてはいかがでしょうか。

(小埜佳典)

2006年06月01日

太陽熱調理器を被災地に

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パキスタン大地震の被災地で、太陽熱調理器の普及活動をする日本人がいるという。銀紙などで太陽熱を集め鍋を温め料理する器具。パキスタンというと暑いイメージがあるが、被災地イスラマバードは北緯34度、福岡とほぼ同じ。太陽高度は緯度で決まる。ということは、日本でも太陽熱調理器は使えるのではないか。

早速試してみた。ホームセンターで材料を購入、組み立て。構造は簡単に言えば、内部にアルミ箔を貼り二重にしたダンボールにアクリル板をかぶせただけ。2,000円でできた。

調理器内部にごはん(米、水)、すき焼き鍋(肉、野菜、卵)をセットし待つ。時々様子を見に行くだけでいい。4時間後に試食、ごはんはイマイチだったが、すき焼き鍋は大成功だった。

太陽熱調理器は水の殺菌にも使えるというから、衛生管理にも有効。先頃地震のあったジャワ島は今、乾季。救援物資のひとつにならないか、そんなことを思った。

(小埜佳典)