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東京、初雪ならず


[2011-12-11 02:40:40]

ここ数日、日本列島に強い寒気が流れ込み、各地でこの冬一番の冷え込みとなっている。9日午前中は、関東地方をはじめとした太平洋側でも天気が崩れ、前橋市、熊谷市、水戸市、甲府市などで初雪を観測した。各地の初雪はいずれも平年より早い。

9日午前中は、東京都心でも気温2.7度まで下がり、シーズン一の冷え込みだった。多摩地方をはじめ、渋谷などでも雪が降っているという情報がたくさん寄せられた。多摩西部や秩父地方では雪が激しく降り、銀世界となったところもあったようである。だが、東京で「初雪」の発表はなかった。

「初雪」は気象庁の職員が、雪が降っているのを確認して発表される。渋谷や練馬で雪が降っても、気象庁がある大手町で降らなければ、初雪とはならないのだ。初雪には、ミゾレ(雨と雪が混じったもの)も含まれるが、アラレ(小さな氷の粒)は含まれない。9日、大手町ではアラレは観測されたが、ミゾレや雪は観測されなかった。

この冬は、比較的太平洋側でも降水日数が多い。このために早い初雪につながったと考えられる。気象庁季節予報によると、12月10日から1月9日にかけて、東日本と西日本の太平洋側での降水量は、平年より多い確率が40パーセントと発表されている。これらの地域では、わずかな積雪でも交通機関に大きな影響が出る。しばらく、毎日の天気予報から目が離せない日が続きそうだ。
(金子大輔)

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