江戸川区民まつり、まさかの中止!
[2010-10-11 02:41:25]
10日は『江戸川区民まつり』が行われる予定であった。だが、当日朝になって突如『中止』のアナウンスが区民の耳に届いた。理由は「長雨による荒天」とのことだ。毎年およそ60万人が訪れる大イベントであっただけに非常に残念。地元の方々も、「せっかく準備をしたのに……」、「出店のために遠く(東北地方や伊豆諸島)から来た人が気の毒だ」と口をそろえていた。
当時の天候を調べてみると、早朝から朝にかけて、1時間に5~10ミリのやや強い雨が降っていた。風速は2~3メートル。また、房総沖で落雷を観測していたものの、近辺での発雷はなかった。雨は朝になると弱まり、祭り開始予定の9時頃にはほぼ上がった。その後は夕方まで雲の間から薄日がこぼれており、祭り中止には違和感を覚えた人も多かったようだ。
実は、江戸川区民まつりは「雨天実施」であったのだ。現に2005年などは、一日中雨だったにも関わらず、予定通り開催している。それでも中止としたのは、雷や突風を懸念したものと推定される。大勢が集まるイベントでは、落雷は大事故につながり、また多くのテントが設置されるため、突風も脅威となりうる。当時千葉県の一部には『大雨警報』が出されており、落雷や突風に関する注意を呼びかけていたことも影響しただろう。
一方で、レーダーで雨雲の状況を見ると、朝には東京から抜けかかっており、まもなく天気が回復することを示唆していた。気象庁などが発表する情報を慎重に考慮し、また周囲の気象状況を検討した結果であり、多くの人の安全を考えた上での『中止』だったのだろう。だが、時々刻々と変わる実況次第では、別の選択肢もあり得たのではないかと考える。
(金子大輔)






