樹液に集まる昆虫たち
梅雨に入った関東甲信地方だが、気温が高めで比較的晴れ間の多い日が続いている。20日も、バーベキュー広場や河川敷、自然公園などでは、大勢の家族連れなどで賑わっていた。自然が好きな子どもが減った、と言われて久しいが、虫かごを持った子ども、望遠鏡を担いだ若い人を見かけることも多く、嬉しい気分にさせられる。
さて先日、千葉市内のクヌギの樹で、樹液に集まる昆虫たちを撮影することに成功した。
●オオスズメバチ、大威張り!!
http://www.youtube.com/watch?v=XdVCn4HZkZ4
まだ6月であるため、『主役』ともいうべきカブトムシ・クワガタの姿はない。だが、オオスズメバチ、カナブン、カミキリムシの仲間、ハエの仲間、ヒメジャノメなど実に多くの昆虫が映りこんでいる。私としては、こうした樹液に昆虫が集まっている光景を見ると、小学生の頃の夏休みをイメージしてしまう。
樹液に集まる昆虫にも強さの順位がある。カブトムシ>クワガタ>スズメバチ≧オオムラサキ>カナブン・チョウ・ガ・ハエ・アブ、と記述された図鑑が多いが、これらの順位はしばしば逆転することも。たとえば、気が強いオオムラサキは、スズメバチを威嚇して追い払ってしまうこともあるそうだ。
これから夏休み頃にかけて、クヌギなどの樹がある雑木林を歩いてみよう。紹介した動画以上に、たくさんの昆虫に会えるかもしれない。カブトムシ、クワガタは夜行性であるが、昼間になっても樹液に残っている固体も見かける。自然の樹液に期待してもよいが、ビールや酒などを樹に塗っておいても、さまざまな昆虫が集まる。
なお、スズメバチの仲間は体が大きく、大きな羽音を立てるため、恐怖感を覚えるが、単独行動をして樹液に集まっているときには攻撃性が低い。『ハチの近くで大声・大きな音を出さない』、『飛んできても、手で払ったり、急に大きく動いたりしない』、『威嚇(顎でカチカチという音を立てる)されたら、落ち着いて静かに退散する』という点に気をつければ、まず大丈夫なはずである。
(金子大輔)






