降ったり照ったりの梅雨
[2010-06-16 23:22:51]
気象庁は、6月14日ごろ関東甲信地方の梅雨入りを発表した。梅雨入り後の関東地方では、降ったり照ったり……天気は大変めまぐるしく変わっている。15日は、予想以上に晴れ間が広がり、日中はほぼ快晴。16日朝はやや強い雨が降ったものの、日中は再び快晴。だが、夕方には一部で雷雲が発生し、再び激しい雨も降った。
このように、天気がコロコロと変わる梅雨。予報の的中率は年間で最も低くなるとされる。その原因として、梅雨前線が南北に細かく動くことにある。一般の春・秋の低気圧では、雨雲が広い範囲に広がるが、梅雨前線では雨雲の広がりは比較的狭く(年や日によっても差はあります)、前線のわずかな位置関係で天気が大きく変わってしまうのだ。
週間予報によると、この先も曇りや雨の日が多いものの、気温が高い予想だ。予報の信頼度はBやCとなっており、予報が変わりやすいことも示唆される。うっとうしいシーズンというイメージの強い梅雨だが、林ではアカメガシワの花が咲き、湿地ではハナショウブ、公園や庭先ではアジサイが咲き誇る季節でもある。また、多種のカタツムリが活発に動き、カエルもよく見られる。インタープリターの中には『晴天中止』の自然観察会を開くという人もいるほど。雨の日に、自然の中を歩くのも風流で愉しいに違いない。
6月から7月にかけて、梅雨前線は南北に振動しながら、全体として北上してゆく。すっかり北上して、もう影響はないだろうと判断された状態が『梅雨明け』である。自然観察同様、新聞やインターネットで天気図を眺めるのもおもしろい時期といえるかもしれない。
(金子大輔)






