冬並みの寒気、再び!
[2010-05-13 22:56:00]
12日から13日にかけて、東日本の上空約5500メートルでマイナス25℃クラスの寒気が流れ込んだ。この気温は、東京で雪が降るような日とほぼ同じであり、極めて強い寒気ということができよう。
天気図を見ると、西高東低の冬型気圧配置となっている。日本海側で天気がぐずつき、太平洋側では晴天。晴れた関東地方でも、日中は湿度が20%台まで下がったところが多かった。ただ、地上気温は20℃近くまで上がったために、上空の気温とのバランスが崩れ(大気の状態が不安定)、午後には各地で大きな入道雲がそびえ立つ光景が見られたという。私がいた千葉市の空にも、輪郭のクッキリとした積雲が現れた。
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今年は春になっても寒気の流入が続き、農作物のみならず、野生動物界への影響も深刻である。以前の記事で、「夏の昆虫(オオスカシバ)が春先に羽化している」とお話した。それに加え、「全般的に異常といえるほど虫が少ない」と自然関係の活動をしている方々が口を揃える。本来5月ともなれば、昆虫の幼虫がいくらでもいるはずだが、今年は、探さなければあまり見つからないとか。昆虫が減れば、それらを主食としている野鳥の子育てへの影響も心配される。
「さすがにこれが最後の寒波だろう・・・・・・」2010年の春になって何度となくそう思わされてきたが、予想はことごとく裏切られている。今回の寒波もラストとは限らない。窪田和恵記者の記事にも書かれているとおり、引き続き、遅霜や低温への注意が必要だ。なお、初夏の強い寒気は、雷雨・突風・ひょう・竜巻などのシビアな現象の引き金になることもあるため、天気予報で「寒気」という言葉を耳にしたら予報を慎重に聞くように心がけたい。
(金子大輔)






