水辺の鳥たちの春
[2010-03-13 22:29:57]
13日は、列島を通過する前線に向かって強い南風が吹きこんだ。このため各地で気温が上がり、東京都心で今シーズン最高の21.4℃を観測。電車やバスの中では、エアコンがかかっているほどだった。
関東の水辺で見られる野鳥にも、真冬の頃と比べて、いくらかの変化が見られる。一番の変化は、アシの茂みで「チャッチャッ……」と『笹鳴き』をしていたウグイスが、今週辺りから「ホーホケキョ」とさえずるようになったことだ。
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また、キンクロハジロのグループにも変化がある。キンクロハジロは、通称『寝癖鳥』と呼ばれるとおり、頭部に寝癖のような冠羽を持つ。加えて、金色(黄色)の目を持ち、頻繁に水に潜る(潜水ガモ)などの特徴がある。2月には4羽ほどのグループであったのが、6羽、9羽、13羽……と、日に日にメンバーが増えているのだ。春の渡りに向けて、大きなグループを作る準備段階に入っている可能性がありそうだ。
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その他、頭が緑色に輝く美しいカモも数羽見られた。マガモである。真冬にはおとなしかったマガモも、羽ばたいてしぶきを上げたり、さかんに飛んだりしている。また、頭部が茶色、頭が黄色いのがヒドリガモ。カモの仲間といえば、ドナルドダッグのように「ガーガー」と鳴くイメージが強いが、ヒドリガモは高い声で鳴く。さらに先日は、仲良しの代名詞にもなっているオシドリ夫婦も、遠くに見ることができた。
カモ類(カルガモを除く)をはじめとした冬鳥は、春になると去ってしまうことは知られている。だが「いついなくなったか」は案外わからないことが多い。気がついたら、いなくなっているのだ。春の日差しの中、冬鳥とのお別れを兼ねて水辺を散策するのはいかがだろうか。
(金子 大輔)






